むくみ
むくみは体内の水分によって起こり、女性に多く認められます。
夕方になると足がむくむ、月経前に顔がむくむ、下肢の静脈の弁の働きが悪いときに起こる下肢静脈瘤によるむくみなどがあります。
長時間のたち仕事や月経前によって起こるホルモンバランスの生理的な変化、睡眠不足や疲労などのむくみは病気との関連性は心配ありません。
心臓や肝臓、腎臓に異常があって生じるむくみがあり、女性では、原因不明の特発性むくみという病気が知られています。
一過性のむくみは、塩分と水分の取り過ぎに注意しカリウム(余分な塩分を体外に排出する働きがある)の多い食品を積極的に摂り適度な運動(血液循環の改善)特に、下肢に筋肉をつけるよう心がけましょう。
むくみの原因
むくみは水分が組織に留まって起る症状で、全身や下腹部によく見られるむくみ、顔、特にまぶたや頬などに見られるむくみ、 関節や手足などに見られるむくみが気づきやすいのですが、漢方医学ではこれらのむくみと共に、呼吸器系や消化器系に見られるむくみも水滞(水毒)として注目されています。
身体の冷えによる活力低下や栄養失調、ホルモンのバランスの乱れがむくみの原因で、カリウムや カリウムイオンが不足し、代わりにナトリウムイオンが多くなり、むくみが起こります。
中国から直接購入したやせ薬で大切な代謝機能がかく乱され、腎不全によるむくみを起こした例もあります。
重症なむくみは 腎臓、心臓、肝臓、甲状腺などの不全に由来し、専門家による診断が必要です。
- 塩分の摂り過ぎ(ダイエットに適してるといわれている日本食は塩分の多いものが多い注意)
- 冷え性、低体温や体温調節機能低下、血行不良など
- 代謝機能の低下
- 睡眠不足
- 座りっぱなし、立ちっぱなしなど長時間同じ姿勢のデスクワーク
- 筋力の低下
- ホルモンバランスの低下(月経が始まる前の一週間ぐらい、ホルモン濃度の関係でむくむひとが多い)
- ビタミン、ミネラル不足(特にカリウム、カルシウム、マグネシウムなど)
- アルコールの過剰摂取
原因はさまざまで、時には重大な病気の症状として現れる場合もあるので注意が必要です。
【むくみ解消法】
- リンパ筋に向かうマッサージ。
- 一定の姿勢をとらないでこまめに体をうごかす
- 顔のむくみには冷水・温水で交互に顔を洗うなどとにかく血行改善する
- 運動して筋肉、基礎代謝を上げる
- 腰を温める。
- 足を高くして寝る。
- 立っちぱなしの足のむくみにはヨーガを応用した体操などで。
- 自律神経のバランス回復。
- ビタミン、ミネラルをきちんと取る(特にカリウム、カルシウム、マグネシウムなど)
利尿作用のあるウリ科の食べ物 すいか、きゅうり、冬瓜など カリウムを多く含む食べ物 バナナなど ビタミンB1を多く含む食べ物 豚肉、豆腐、小豆、かぼちゃなど